数少ない服用するタイプのAGA治療薬として人気の高い医薬品がメルク社により開発されたプロペシアです。
プロペシアは効果、安全性共に高く評価されており現在60カ国で承認され販売されています。
そんなプロペシアを購入するにはどうすればよいのでしょうか?
具体的な購入方法やお得に購入する方法を解説します。
プロペシアはどこで販売しているの?
日本でプロペシアを手に入れるには限られた販売経路で購入するしかありません。
なぜ日本での販路が限られているのかを解説するとともに具体的な購入方法を紹介します。
プロペシアはなぜドラッグストアで購入できないのか
プロペシアは医薬品ですが一般の薬局やドラッグストアでは販売していません。
それは、日本ではプロペシアが「医療用医薬品」に指定されているからです。
医療用医薬品とは医師が治療目的のための医薬品のため、医師の処方がないと患者が手に入れることができない医薬品です。
プロペシアの購入方法は二種類です。
日本でプロペシアを購入するには、病院やクリニックで処方されるか個人輸入で海外製品を購入するか、の二つの選択肢しかありません。
それぞれの購入方法やメリット、デメリットを紹介します。
AGA治療の病院やクリニック
プロペシアを購入する方法として、医師に処方してもらうことが挙げられます。
具体的には病院の皮膚科やAGA治療のクリニックでの処方です。
現在、多くのAGA治療のクリニックが自院のサービスをHPで公開しているため、治療の内容や医薬品の価格もすぐに理解できます。
ネットで調べれば希望の治療を行ってくれるクリニックを見つけることができるでしょう。
また、「オンライン診療」を行っているクリニックも増えています。
WEBを通じて医師の簡単な診断を受け、問題なければプロペシアを処方されます。
医療用医薬品の販売は対面販売のみが認められていますが、
WEBでも診療を行えば通信販売が可能になります。
自宅にいながら診察を受けプロペシアを受け取れるので、病院やクリニックを訪問する手間が省けるのです。
個人輸入代行
日本では、プロペシアを「その場で」手に入れるには病院やクリニックで処方される、という方法しかありません。
もし急がないのであれば個人輸入で海外製品を購入する、という方法も一つの手段です。
ネットの浸透で数多くの個人輸入代行業者を通じて気軽に海外の医薬品を個人輸入できるようになりました。
プロペシアを病院、クリニックで購入するメリット、デメリット
日本でプロペシアを購入する方法でもっとも一般的なのは病院やクリニックで処方してもらうことです。
病院、クリニックのメリットやデメリットを紹介します。
メリット
病院やクリニックでプロペシアを購入する大きなメリットは、安全かつ確実にAGAの治療ができることです。
医師は患者の体質や体調に応じて治療薬を処方するため、副作用を恐れることなく安心して使用できるでしょう。
髪の悩みによってはプロペシアと併用して別の育毛剤や発毛剤を処方され、より治療効果を高めることもできます。
確実に脱毛や薄毛を解消したい、という人は医師の診察を受けることをおすすめします。
デメリット
デメリットとして挙げられるのは費用です。
AGA治療は保険適用外なので費用は全て自身で負担しなければいけません。
プロペシアをクリニックで購入すると1ヶ月分で8000~10000円程度の価格が設定されていますし、さらに治療費も必要です。
プロペシアは少なくとも半年以上服用しないと効果が実感できない性質を持つため、長期間に渡り付き合う必要があります。
経済的に負担を感じる人は多いでしょう。
病院やクリニックで購入できるプロペシアの種類
病院やクリニックで購入できるのはプロペシアだけではなく、プロペシアの後発品(ジェネリック)も含まれます。
後発品とはいえジェネリックはプロペシアと成分や製法はほぼ同じですので効果は同様です。
しかも後発品は研究開発にかける費用が必要ないため、プロペシアより半額~6割程度の低い価格設定がされています。
日本でプロペシアのジェネリックを販売しているのは沢井製薬、東和薬品など大手を始めとした複数の国内の製薬会社です。
ちなみに、海外製品も処方されることがありますが大手製薬会社のファイザー製です。
いずれも実績も信頼のある企業ばかりですので、ジェネリックでも安心して使用できます。
プロペシアをお得な価格で購入する方法 個人輸入
次に個人輸入について解説します。
プロペシアをお得な価格で購入したい、という人には個人輸入での購入を検討してもいいかもしれません。
個人輸入の方法やメリットを紹介します。
承認されていない医薬品をなぜ個人輸入できるのか
日本で未承認の医薬品をなぜ手に入れることはできるのか不思議に思う人もいるでしょう。
法律では未承認の海外医薬品を「個人の使用に限定」すれば輸入することを認めています。
個人の使用が限定のため、当然のことながら営業目的や譲渡目的では輸入することができません。
そのため個人輸入では購入できる量が限られています。
一ヶ月分の用量を購入すると翌月まで新たに購入することはできないのです。
個人輸入で購入できるプロペシアにはどのようなものがあるのか?
個人輸入で購入できる商品で代用的なものは海外製プロペシア(EU版、アメリカ版、イギリス版、オーストラリア版など)です。
この他にも、プロペシアのジェネリックは複数の海外メーカーが製造販売しています。
特にインドのジェネリックメーカーが有名で、実績のある複数のメーカーが世界中にプロペシアを始め様々な医薬品を販売しています。
インドのジェネリックメーカーの製品はかなりお得な価格で購入できます。
個人輸入のメリット
個人輸入での医薬品購入にはいくつかのメリットがあります。具体的なメリットを紹介します。
価格が安い
まずは価格です。個人輸入の最大のメリットと言っていいでしょう。
個人輸入で販売している海外製のプロペシアの価格は一ヶ月分で7000~8000円程度で設定されています。
病院やクリニックで処方されるプロペシアの価格を大きな差はないものの、診察料を考慮するとお得に購入できます。
また、海外のジェネリックは非常に安価です。
インド製のプロペシアジェネリックの中には一ヶ月分1000円台の価格で販売しているものもあります。
手軽に購入できる
インターネットで個人輸入代行業者のページと欲しい商品を探し、発注し決済が完了すれば商品が手元に届きます。
何回かクリックすれば商品が手に入る、この手軽さも個人輸入の大きなメリットと言えます。
多忙な日々を過ごしている社会人が病院やクリニックを予約して訪問して診察を受けて、という時間を捻出するのは大変です。
個人輸入で購入すれば手間と時間を省くことができます。
商品が選択できる
病院やクリニックでプロペシアやジェネリックを購入する場合、診察した医師の意向でどの医薬品を処方されるかが決定します。
しかし個人輸入であれば、自分が希望する商品を自由に選択できます。
口コミなどを参考にして自分で商品を決めたい、という人は個人輸入を通じて購入したほうがいいでしょう。
個人輸入の注意点
気軽に、しかも安価で医薬品を購入できる個人輸入ですがリスクがあることを忘れてはいけません。
個人輸入に伴うリスクや注意点を解説します。
説明書の内容が理解できないことがある
個人輸入で購入する医薬品に添付している資料や説明書は、基本的には製造した国の言語で記載しています。
その国の言語に堪能な人であれば問題ないですが、全く読解できない場合は使用方法や禁忌について理解できない可能性があります。
誤った方法で使用すれば副作用のリスクが高くなります。
英語はまだ日本人に馴染みがありますので意味が分からなくても翻訳ソフトなどを駆使すれば何とか理解することができるでしょう。
しかし、それ以外の言語はさっぱりわからない、という人は多いのではないでしょうか?
商品に対する様々な懸念
信頼できる代行業者やメーカーの商品であれば安心して使用できます。
しかし悪意のあるメーカーやいい加減なメーカー、販売会社が問題のある商品を販売することもあります。
問題のある商品を服用すると健康被害が出るかもしれません。
問題のある商品の具体的な例を紹介します。
偽造品の可能性がある
広告の商品紹介では正規品を謳っていても、手元に届いた商品は本物に似せた偽造品ということがあります。
偽造品はどのように製造しているのか、どのような成分が配合されているのかわかりません。
もし個人輸入で購入した医薬品が偽造品だと判明すれば決して服用しないでください。
偽造品の見極めは非常に難しいのですがとりあえず確認する方法を紹介します。
まずはパッケージが不自然ではないかを確認することです。
偽造品は印刷がずれていることもありますし、印字されている文章に誤字や脱字が多く見られます。
また、パッケージの表面と内側に記載されている有効期限が合致しているかどうかを確認するのも忘れずに行ってください。
偽造品は合致していないことがよくあるからです。
さらに、錠剤もよく観察しましょう。
ネットなどで正規品の錠剤の画像を検索し、届いた錠剤と比較して意図や形状が不自然ではないかどうかチェックしてください。
配合している製品の品質に問題がある
悪質なメーカーがいい加減な製造を行っていると有効成分の配合量にムラが出るということがあります。
有効な成分量が少ないと効果が出にくくなりますし、逆に多くなると副作用のリスクが大きくなります。
他にも、個人輸入で購入する医薬品の品質には様々な懸念があります。
例えば不潔な工場で製造されている医薬品には雑菌やゴミが含まれているかもしれません。
この他にも、錠剤の色や形を整えるために身体に悪い添加物を配合されている、という商品もあります。
個人輸入で医薬品を購入する際は商品だけではなく、メーカーも慎重に確認した上で購入を検討してください。
副作用が起きても自己責任
基本的にプロペシアやプロペシアのジェネリックは副作用の起きにくい安全な医薬品です。
しかし副作用が起きる可能性はゼロではありません。
個人輸入で購入した医薬品で副作用や健康被害を受けたとしても自己責任であることは忘れないでください。
日本には「医薬品副作用被害救済制度」があるため、もし日本国内で正規の医薬品を服用して副作用が起こった場合国からの補償があります。
しかし個人輸入で購入した医薬品で副作用が起きてもこの制度は適用されません。
個人輸入で購入した医薬品で副作用が起き健康被害を受けても全て自身で解決するしかないのです。
輸入代行業者の見分け方
インターネットでは無数の輸入代行業者のHPを見つけることができますが、その業者が信頼できるかどうかは判断しづらいものです。
輸入代行業者の簡単な見分け方を紹介します。
まずは個人輸入代行業を長年運営しているかどうかを確認してください。
長年代行業を行っているのであれば実績もありますし安心して依頼することはできます。次に電話番号や住所を明確にしているかどうかを確認しましょう。
悪質な業者はすぐにサイトを閉鎖し音信不通になってしまいます。
しかし連絡先を公表している業者はそのような心配はありません。
いざという時に連絡してもきちんと対応が可能できる信頼できる業者といったいいでしょう。
口コミサイト等で業者の評判を確認するのも有力な手段です。
この際、いい口コミは自作自演の可能性があるので悪い評価のほうに注目してください。
まとめ
プロペシアの買い方について解説しました。
日本でプロペシアを購入するには病院やクリニックで処方されるか個人輸入しかなく、いずれもメリットもあればデメリットもあります。
希望にあった購入方法を選択してください。ただしプロペシアは医薬品です。
リスクもあるので個人輸入で購入したいという人はくれぐれも慎重に検討しましょう。