シャンプーは毎日行うヘアケアの方法の一つですが、その方法が間違っていれば最悪の場合、ハゲてしまいます。
大げさに聞こえるかもしれませんが、毛髪や頭皮に負担をかけるようなことをすれば、ハゲるのは当然のことなのです。
そのため、シャンプーでの洗い方は適切である必要がありますし、頭皮に悪い成分を使っていると、どんどん頭皮や毛髪の健康を損ねてしまいます。
ここでは、ハゲる間違ったシャンプーについて詳しくお伝えし、ハゲ・薄毛・抜け毛になる3つの原因を解説いたします。
ハゲる間違ったシャンプー~シャンプーによるハゲ・薄毛・抜け毛になる3つの原因とは
- 洗浄力の強いシャンプーで洗いすぎ
- 頭皮に悪い成分が含まれている
- ハゲる間違ったシャンプーをしている
シャンプーによってハゲや薄毛になるとはどういうことか、3つの原因にまとめてみました。
シャンプーは毎日行うヘアケアの方法ですが、間違って方法であればハゲや薄毛になってしまうということです。
どのようなことなのか、詳しく解説していきましょう。
洗浄力の強いシャンプーで洗いすぎ
一般的に、ドラッグストアやスーパーなどで普通に販売されているシャンプーは洗浄力が強すぎると言われています。
みなさんの中にもシャンプーをすることによって、「頭皮が乾燥してカサカサになった」「毛髪がギシギシになった」という人も多いのではないでしょうか。
その理由の一つとして、洗浄力の強いシャンプーを使って、洗いすぎているということが考えられます。
シャンプーには特有の洗浄成分が含まれており、この成分によって毛髪や頭皮の汚れを落とすことができるようになっています。
しかし、洗浄力が強すぎると、頭皮に必要な皮脂まで洗い落としてしまい、頭皮の皮脂を過剰分泌させてしまうことがあるのです。
シャンプー後には頭皮がカサカサしたり、毛髪がギシギシいってるのに、その後、ベタベタするような経験をした人も多いのではないでしょうか。
これは頭皮の皮脂が過剰に分泌している証拠です。
皮脂の過剰分泌は、頭皮に負担をかけてしまうことになりますので、それだけでハゲや薄毛の原因になってしまうのです。
頭皮に悪いシャンプーの成分とは
- ラウリル硫酸ナトリウム(アルキル硫酸エステルナトリウム)
- ラウレス硫酸ナトリウム(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)
一般的な市販のシャンプーには、上記の成分が含まれているものが多くなっています。
これは洗浄成分の一つなのですが、洗浄力がかなり強いと言われています。
実は驚くべきことにこの成分、食器用製材や洗濯洗剤、歯磨き粉などにも洗浄成分として含まれているものです。
それだけでも、大きな驚きを感じるのではないでしょうか。
と同時に、そんな成分が毛髪や頭皮にとって優しくないくらい、十分に理解ができるでしょう。
頭皮や毛髪への負担はもちろん個人差がありますが、もし「カサカサ」「ギシギシ」といった症状を自覚しているのであれば、これらの成分が含まれているものは避けるべきでしょう。
ハゲるシャンプーの方法とは
例えば、シャンプーをしていて頭皮がかゆくなると、少し強めにガシガシ擦ってしまうのではないでしょうか。
場合によっては爪を立てて擦ったり、シャンプーブラシなどを活用して、頭皮にダメージを与えていることも多いのです。
基本的にシャンプーは毛髪を洗うのではなく、頭皮の汚れを落とす行為です。
実際の方法については後述しますが、指のはらで優しくマッサージするようにシャンプーするのが正しい方法です。
爪を立てたり、シャンプーブラシで強く洗うことによって、頭皮を傷つけてしまい、炎症を起こしたり、かゆみを引き起こしたりする原因になってしまいます。
また、シャンプーのすすぎ残しがあることも、ハゲや薄毛の原因になってしまうこともあります。
シャンプー後のすすぎは、十分すぎるほど流す必要があります。
しかし泡が取れたと、桶で何回か流すだけであればシャンプー剤が残っていて、かゆみや炎症の原因になってしまうのです。
ハゲる洗浄力の強いシャンプーとは?ハゲないためのシャンプー選び
- 洗浄力の優しいシャンプーを選ぶ
- 肌質に合った成分を含んだシャンプーを選ぶ
シャンプーを選ぶ際には、この2つのポイントを意識することが大切です。
特に、シャンプー後にかゆみや炎症、またベタベタするような症状が生じているような場合には、シャンプーが原因かもしれません。
どのように選べばいいのか、詳しく解説していきましょう。
市販のシャンプー剤は洗浄力が強すぎる
冒頭にもお伝えした通り、市販のシャンプーは洗浄力が強すぎます。
- ラウリル硫酸ナトリウム(アルキル硫酸エステルナトリウム)
- ラウレス硫酸ナトリウム(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)
洗浄力の強いシャンプーの基準としては、上記2つの成分が記載されているものを選ばないようにすることが大切です。
洗浄力には優れているのですが、頭皮には優しくないからです。
まずは、この成分について把握しておくだけでも、頭皮や毛髪に優しいシャンプーを選べるようになります。
洗浄力の優しいシャンプーを選ぶ
- アミノ酸系洗浄成分
アミノ酸系洗浄成分とは、アミノ酸から作られた合成界面活性剤と呼ばれるものです。
私たちの肌は弱酸性ですが、このアミノ酸洗浄成分も弱酸性であり、肌や髪に優しいのが特徴だといえます。
そのため、小さなお子様でも活用することができます。
子供の肌や毛髪はかなりデリケートですが、それでも安心して活用することができます。
- グルタミン酸
- アラニン
- グリシン
成分表の上記に、これらの記載がされていれば、アミノ酸系シャンプーであると判別することができます。
他のシャンプーと比較すると高価ではありますが、おすすめすることができます。
肌質に合った成分を含んだシャンプーを選ぶ
- 保湿成分
- 毛髪補修成分
アミノ酸系シャンプーは毛髪に優しい洗浄成分だけではなく、保湿や毛髪補修に優れていると言えます。
- バオバブ種子油
- ソープナッツエキス
- モンゴンゴオイル
- はちみつ
- アボカド油
などといった天然由来の保湿成分がしっかりと含まれています。
どのような保湿成分が含まれているのかにも、注目しておくといいでしょう。
- セラミドNG
- ナノヒアルロン酸(加水分解ヒアルロン酸)
- ダイズ由来脂質
また上記のように、毛髪補修成分が含まれているものであれば、シャンプーするたびに毛髪に成分を浸透させて補修することもできるのです。
ハゲを予防する正しいシャンプーの方法
- シャンプー前には必ず予洗いから
- シャンプーは頭皮を洗うように
- シャンプー後のドライヤーの方法
シャンプーは毛髪を洗うのではなく、頭皮を洗う行為です。
それは、毛髪の土壌が頭皮であり、頭皮の健康を促進することによって毛髪も健やかに育つようになるのです。
シャンプー前の予洗いからドライヤーまで、正しい方法についてお伝えしていきましょう。
シャンプー前には必ず予洗いから
シャンプーはザッとお湯を頭にかけ、シャンプー剤を手に取り、ガシガシとシャンプーをはじめて、桶のお湯を何度かかけておしまい…。
多くの人はそのようなシャンプーの方法であるように思います。
しかし、そのような方法は、本当の意味で頭皮や毛髪に優しいシャンプーの方法ではありません。
シャンプー前には、十分な量のお湯を頭皮と毛髪にかけ、予洗いをしておきます。
シャンプーが上手な人であれば、予洗いだけで済ませて、シャンプーは週に数回程度であるということもあるくらいです。
そもそもシャンプーは頭皮や毛髪の汚れを落とすことが目的です。
実はお湯だけでも汚れをしっかりと落とすことができます。
しかも、お湯だけであれば頭皮や毛髪に負担をかけることがありませんので、ハゲや薄毛の原因になることもないのです。
この予洗いでは、ぬる目のお湯をたっぷりと毛髪にかけて流していきます。
しっかりと毛髪と頭皮をマッサージするようにしてお湯を流していくようにするのです。
これが予洗いの基本ですが、お湯だけで済ます「湯シャン」であれば、たっぷりとお湯で流すこの行為だけで終了となります。
これである程度の汚れを落とすことができますので、続けてシャンプーをする際には、シャンプーの洗浄効果を高めることができるのです。
シャンプーは頭皮を洗うように
次にシャンプー剤を手に取って、髪全体に馴染ませてから、シャンプーを行います。
手に取って馴染ませることによって、毛髪や頭皮全体にシャンプーをまんべんなく馴染ませることができます。
シャンプーでは、指のはらを使って、毛髪ではなく頭皮を洗っていくようにします。
つまり、指でマッサージするように洗っていくことが、シャンプーのコツであると言えるでしょう。
頭頂部に向かって洗うようにします。
側頭部から頭頂部へ、後頭部から頭頂部へ、生え際から頭頂部というように。
頭皮は引き上げることが大切で、頭皮の血行を促進させることによって、毛髪をしっかりと育てていくことができるのです。
シャンプーで爪を立てて洗う人は多いですが、爪を立てると頭皮を痛めてしまうことがあるので、必ず指のはらを活用するようにしましょう。
指のはらを使うと、頭皮に対してマッサージ効果によって、頭皮の血行を高めることに繋がるからです。
爪を立てるよりも、マッサージ効果によって、心地よさを感じるようになると思います。
リラックス効果も得ることができ、自律神経の働きも高めることができるのです。
シャンプーが終わったら、しっかりとすすぎを行います。
シャンプー剤を残してしまうと、頭皮トラブルの原因になってしまいますので、予洗いのときよりも時間をかけて、丁寧にすすぎを行うようにしましょう。
シャンプー後のドライヤーの方法
シャンプーが終わったら、タオルで水分を拭き取ります。
ただ、タオルでガシガシと毛髪を拭き取ると、負担をかけてしまって、毛髪を痛めたり、抜け毛の原因になってしまったりします。
シャンプー後の髪は、髪の表面にあるキューティクルが剥がれやすくなっていますので、丁寧に拭き取る必要があるのです。
ある程度、水分を拭き取ることができれば、次にドライヤーで乾かしていきます。
負担をかけないように自然乾燥させている人も多いかと思いますが、逆に毛髪を痛めてしまうことも多いので、ドライヤーでさっと乾かすほうが良いでしょう。
ドライヤーは毛髪に近づけすぎないようにし、毛髪の先端から頭皮の順番に乾かすようにするのがポイントです。
まとめ
ハゲる間違ったシャンプーの方法についてお伝えし、正しい方法についても解説させていただきました。
今まで間違った方法でシャンプーして、ヘアケアしているつもりでも、ハゲや薄毛の原因になってしまっていた人も多いのではないでしょうか。
シャンプーによって、毛髪や頭皮に負担をかけるようなことをすれば、ハゲるのは当然のこと。
そのため、間違ったシャンプー方法を改め、適切な洗い方を実践するようにしましょう。