基礎知識

増毛パウダーの上手な選び方とは?失敗しない選択のポイントを解説

手軽に髪をボリュームアップできるグッズの一つに増毛パウダーがあります。

増毛パウダーは薄毛をカバーするアイテムの中では比較的に安価ですしドラッグストアやECサイトなどで気軽に手に入ります。

ただ、多くのメーカーから多数の商品が販売されているので、どれを選んでいいか迷う人も多いのではないでしょうか?そのような人のために増毛パウダーの選び方を解説します。

増毛パウダーとは?特徴と効果

そもそも増毛パウダーはどう薄毛をカバーするのでしょうか?

その特徴と効果を、また、どのような種類があるのかを紹介します。

増毛パウダーの効果

増毛パウダーは毛髪に繊維や微粒子をコーティングして太くするためのグッズです。

髪の毛が太くなると密度が増え地肌が隠れるため薄毛を目立たなくします。

また、毛髪の一本一本が太くなると髪が少ない部分もボリュームアップし薄毛を隠すことができます。

ちなみに、増毛パウダーは白髪もカバーできるので、薄毛だけではなく白髪の悩みを持っている人にもおすすめです。

増毛パウダーの種類

増毛パウダーには吹きかける方法が複数あり、それぞれメリットもあればデメリットもあります。それぞれの特徴を紹介します。

ふりかけタイプ

まずは容器の一部の穴からパウダーを毛髪に振りかけるタイプです。

増毛パウダーでは定番のタイプで、振りかけた後にスプレーやミストで付着したパウダーを定着させるのが一般的です。

ふりかけタイプは手軽に、しかも短時間でボリュームアップすることが可能です。
しかし振りかける量を把握するのに多少時間がかかります。

慣れないうちは振りかける量が多くなるかもしれません。

スプレータイプ

パウダーをスプレーで塗布するタイプもあります。

吹き付けるだけで完了するため使用時間が短く済みます。
スプレータイプにはパウダーが毛髪に定着させる成分が配合されているものもあります。

このような商品はふりかけタイプのようにミストやスプレーを使用する必要もありません。

ただ、多く吹き付けてしまうと毛髪にパウダーが過剰についてパリパリになるでしょう。

パフタイプ

パウダーをパフで毛髪に定着させるタイプの商品もあります。

パフを使うので量が調整でき、しかも使用したい場所にきちんと付着することができます。

デメリットはパウダーをつける時間がかかることと、パフが頭皮に触れるので皮脂がついて不衛生な状態になることです。
パフは定期的に洗浄しなければいけません。

増毛パウダーをおすすめしたい人

薄毛のタイプは人それぞれです。

増毛パウダーが効果を発揮する、おすすめしたいのはどのような人なのかを紹介します。

即効性を得たい人

すぐに、確実に薄毛をボリュームアップしたいという人に増毛パウダーはおすすめです。

増毛パウダーは毛髪を物理的に太くするため、使用した瞬間に見た目が変わります。

薄毛をカバーするアイテムは数多くありますが、増毛パウダーはもっとも即効性があり確実に効果が得ることができます。

薄毛ケアにあまりお金をかけたくない人

育毛ローションや育毛剤、発毛剤の価格は決して安いものではありません。

一ヶ月分の用量で数千円の価格が設定されていますし、発毛剤の中には10,000円を超えるものもあります。

しかし発毛パウダーは1,000円台の価格の商品がありますし、高価なものでも3,000円台の価格で手に入ります。

薄毛をカバーするアイテムにはウィッグや植毛があります。
見た目が自然なものもありますが数十万円以上のコストがかかり、しかも定期的メンテナンスが必要です。

薄毛や脱毛の部分があまり広くなければ、増毛パウダーは安価で、しかも手間をかけずに毛髪のボリュームアップができます。

抜群のコストパフォーマンスを持つグッズと言っていいでしょう。

育毛剤や発毛剤で副作用がある人

育毛剤や発毛剤の中には、血行を良くすることで毛母細胞に栄養を届けて育毛を促します。

このような薬品を血圧が低い人や心臓に疾患がある人が使用すると、血流や心臓に負担をかけ副作用が起きる可能性があります。

また、服用する育毛剤や発毛剤は肝臓で代謝されるため肝臓に負担をかけます。肝機能障害がある人の中には使用を避けなければいけません。

しかし、増毛パウダーは血圧や内臓に負担をかけることはありません。
副作用を心配することなく使用できます。

一時的な脱毛な人

一時的な薄毛や脱毛で時間が経過すれば元に戻るのでその期間だけ薄毛対策をしたい、という人に増毛パウダーはおすすめです。

一時的な脱毛として、円形脱毛症やストレス、疾病や薬の副作用による脱毛などが挙げられます。

増毛パウダーは即効性がありますし、短期間の使用であれば頭皮への負担も心配する必要はありません。

増毛パウダーの選び方

増毛パウダーを購入するのであれば自身に合った、納得のいく商品を選びたいものです。

増毛パウダーを選択するポイントを紹介します。

髪の色に合ったものを選ぶ

髪の毛の色は千差万別です。

自分の髪の色と合わないパウダーをつけると不自然なので。できる限り自分の髪の毛の色に合った商品を選択しましょう。

カラーバリエーションを多く展開している商品であれば自分の髪の色に近いものを見つけられます。

使いやすいものを選ぶ

前述したとおり、増毛パウダーは使用方法の異なる三つのタイプがあります。

生活環境や増毛パウダーに避ける時間を考慮して使いやすい商品を選びましょう。

忙しいあまりケアの時間を割けないという人はふりかけタイプやスプレーが向いています。

逆に時間を気にせず気になる部分に確実に塗布したい、という人はパフタイプを選んでください。

ただし皮脂の多い人はパフタイプを避けたほうが無難です。パフに雑菌がつき不衛生な状態になるからです。

粒子の細かいものを選ぶ

パウダーの粒子はできる限り細かいものをおすすめします。

パウダーの粒子が細かければ細かいほど毛髪に定着しやすく、しかも落ちにくくなります。しかも、まんべんなく毛髪に付着するためムラができず自然な仕上がりになります。

頭皮にやさしい製品を選ぶ

増毛スプレーは直接毛髪や頭皮に触れるものなので毛髪や頭皮に負担の少ない商品を選びましょう。

頭皮や毛髪に刺激のある成分が含まれていると薄毛や脱毛の原因にもなります。

チェックするポイントは、成分が天然素材由来なのかどうか、香料や防腐剤などは負担がないかどうか、などです。

UVケアが可能なのかどうかも確認したほうがいいでしょう。

増毛パウダーの注意点

手軽に毛髪をボリュームアップできる便利な増毛パウダーですが、使用に向いていない人はいますし、デメリットもあります。

増毛パウダーの注意点を解説します。

増毛パウダーをおすすめしない人

まず、汗をかきやすい人、汗をかきやすい環境にいる人は増毛パウダーをおすすめしません。
汗でパウダーが落ちてしまう可能性があるからです。

次に頭皮が乾燥している、皮脂分泌が多い、炎症がある、傷ついているなど、頭皮環境が良くない人も使用しないでください。

パウダーが頭皮に負担をかけ、薄毛を進行させる可能性があります。

増毛パウダーのデメリット

増毛パウダーのデメリットを紹介します。

デメリットを理解した上で使用を検討してください。

水分や湿気に弱い

パウダーは定着性の高いものもありますが、基本的には皮脂や静電気で毛髪に付着します。

付着させる成分を使用しているわけではないので水分や湿気に弱く、濡れると流れ落ちてしまいます。

急な雨に合う可能性や汗をかくことを想定しながら使用しなければいけません。

ボリューアップに限界がある

増毛パウダーは自毛を活かしたアイテムなので脱毛の範囲が広い人、あまりにも髪の毛が少ない人や抜けきった人には効果はありません。

髪が少ないと、もしくは薄毛の範囲が広すぎると一本一本の毛髪を太くしても薄毛をカバーすることができないからです。

薄毛の根本的な解決にならない

AGAや脱毛が進行している人でもパウダーを使用するとボリュームアップします。

しかし脱毛の進行を止めることはできません。
AGAを改善したいという人は育毛ケアやAGA治療のクリニックを受診することをおすすめします。

増毛パウダーの上手な使用法

増毛パウダーを使うのであれば自然な仕上がりを目指したいものです。
効果的な使用方法や使用時に気を付けなければいけないポイントを紹介します。

掃除のしやすい場所で使用する

パウダーを塗布すると飛び散ることがあります。

周りに付着すると後始末が大変なので飛び散ってもすぐに掃除ができる場所で使用することをおすすめします。

すぐに洗い流せる浴場が最適かもしれません。
また、首など頭皮以外の肌や衣服に付着することもあるのでパウダーを塗布するときは汚れても良いバスタオルやケープなどを肩にかけたほうがよいでしょう。

乾いた髪の毛に使用する

髪が濡れているとパウダーが均等に付着しません。

パウダーが偏って毛髪に付着しダマができると見た目が不自然になります。

洗髪後や整髪料を使用したあとはしっかりと毛髪を乾燥させてからパウダーを塗布しましょう。

つけすぎないようにする

パウダーは適量をつけるようにしてください。

パウダーの量が多ければ付着しにくい上に余分な粉末が落ち、首や衣服を汚してしまいます。

また、見た目も不自然になります。
さらに多く使えばそれだけすぐに使い切ってしまうので不経済です。

使用する際は少しずつ様子を見ながらつけてください。

仕上がりのチェックは太陽光の下で

増毛パウダーは毎回鏡を見ながら使用します。

自然な仕上がりを目指すのであれば、できる限り太陽光の入る場所で行ってください。

パウダーが他の髪の毛と比べても違和感がないかどうか、つけすぎているかどうかは太陽光の下だと一目瞭然です。

使用後はキレイに落とす

パウダーを使用した日はその日のうちに必ず洗い落としてください。

パウダーが残ったままだと頭皮や毛髪に悪影響を与えてしまいます。

それではなくパウダーをつけたまま就寝すると枕を汚してしまいます。

まとめ

増毛パウダーは現在多くの商品が販売されており、しかもそれぞれ特徴を持ちます。

どの商品にするか悩むかもしれませんが自分に合った商品が必ずあるはずです。

自身の毛髪の状況や使用時の希望を踏まえ、ベストな商品を選択してください。

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