ドライシャンプーとは、一般的なシャンプーとは異なり、シャワーやお風呂などお湯が使えない場所でも頭を清潔にできるというアイテムです。
でも、そもそもどのような時に使えばいいのか、どのようにシャンプーすればいいのかよくわからないですよね。
そこでここではドライシャンプーの特徴や効果についてお伝えし、使い方や注意点など徹底解説していきます。
ぜひ記事を参考にして、うまくドライシャンプーを活用してみてください。
ドライシャンプーの特徴
ドライシャンプーとは冒頭にもお伝えした通り、シャワーやお風呂でお湯で流さなくてもシャンプーができる便利なアイテムです。
そのため、寝たきりで介護が必要な方や病気で起き上がれない方のために、介護現場や医療現場ではよく活用されているものです。
また、災害が起きて、水が使えないような場所でも清潔を保つために活用されることもあります。
ドライシャンプーとは
ドライシャンプーはシャンプーの代用品として活用するもので、シャンプーができない場所でも髪の汚れを落とし、頭皮を清潔に保つことができます。
そのため、汗をかくような外出先やスポーツ後など、汗によるべたつきが気になるような場合にはサッと活用することができます。
また、夏場など入浴して洗髪したあとに寝汗によって髪がべたついたようなシーンで活用すれば、髪をサラサラに保つことができるのです。
さらに、美容院でカラーやパーマなどした際にはシャンプーができないことがありますが、そのようなシーンでもドライシャンプーですっきりさせることが可能なのです。
医療や介護、災害時などで活躍するイメージがあるかもしれませんが、うまく活用すれば私たちの生活にうまく取り入れることができるアイテムだと思いませんか。
ドライシャンプーの特徴
ドライシャンプーは洗い流す必要がないために、どのようなシーン、場所でも活用ができることから、注目されているアイテムです。
お湯や水に髪を濡らす必要がないわけですから、ドライヤーで乾かす必要もなく、その手間もかからないのです。
そのようなことから注目を浴び、近年ではヘアケアブランドからもさまざまなドライシャンプーが販売されるようになりました。
ドライシャンプーには「スプレータイプ」「フォームタイプ」「パウダータイプ」「シートタイプ」の4種類に分類することができます。
タイプは異なりますが、いずれにおいても髪に馴染ませて使用するものとなっており、必要に応じて乾いたタオルで拭き取っていきます。
それだけで、余分な皮脂や汚れを落とすことができます。
スプレータイプはもっとも多いタイプで、スプレー式に液体を噴霧することができ、しっかりと指でマッサージしながら馴染ませていきます。
フォームタイプはムースのような泡状になっているもので、手に取ってから髪につけ、髪全体に馴染ませていくものです。
パウダータイプは粉状になっているもので、液体ではないために災害時のシャンプーとしても活躍しています。
シートタイプはシートに染み込ませてあるもので外出先でもサッと髪を拭き取ることができます。手軽に使用できるために人気があります。
ドライシャンプーの使い方
ドライシャンプーの使い方はとても簡単です。
タイプはそれぞれの商品によって異なりますが、基本的にはつぎのような使い方で用いていきます。
- シャンプーをする前に髪をブラッシングして汚れを浮かせる
- 髪に直接塗布、もしくは手に取って髪全体に行き渡るように馴染ませていく
- 指の腹を活用して頭皮をマッサージするように頭皮に馴染ませる
- スプレータイプやフォームタイプの場合には、馴染ませた後に乾いたタオルでしっかりと拭き取る
とても簡単にシャンプーできることがおわかりになるのではないでしょうか。
ドライシャンプーをする前に、髪をブラッシングしておくことがポイントになります。
しっかりとブラッシングしておけば、頭皮や髪に付着した汚れを浮かすことや、ブラッシングだけでも汚れを落とすことができるからです。
この状態でドライシャンプーすれば、効果的に汚れや皮脂を落とすことができるのです。
またドライシャンプーの使用する際に、しっかりと頭皮をマッサージしておけば、汚れを落とすだけではなく含まれている成分によって気になるニオイも抑えることができます。
しかもフケやかゆみなどの緩和にも繋がります。
ドライシャンプーの効果
- 髪をサラサラに仕上げる
- 頭皮のベタつきを抑える
- 頭皮のニオイを緩和する
- 頭皮の雑菌や皮脂を取り除く
- 頭皮のかゆみを抑える
ドライシャンプーにはこのような効果が期待できます。
どのような作用があるのかご紹介していきましょう。
髪をサラサラに仕上げる
ドライシャンプーはべたついた髪をサラサラに仕上げることができます。
手触りがサラッとした心地よいものになり、しかもふんわり仕上げることもできるのです。
これはカオチン活性剤など髪をサラサラに仕上げる成分が配合されているためで、髪のべたつきを生じさせる皮脂を吸着させる性質があるのです。
外出先などでも髪のべたつきをサッとサラサラにできますので、とても便利なアイテムだと言えるでしょう。
頭皮のベタつきを抑える
ドライシャンプーに配合されている成分は、髪のべたつきだけではなく、頭皮のべたつきまで抑えることができます。
皮脂を成分に吸着させて取り除くことができ、また同時に保湿効果に優れている成分が含まれていることも多いために、頭皮を乾燥させる心配もありません。
特に頭皮の皮脂は一日の中でも夕方ごろになるとベタベタしだします。
そんなときにはサッとドライシャンプーを活用すれば、仕事終わりに外食するような場合でも活用できますから便利ですよね。
頭皮のニオイを緩和する
ドライシャンプーは、頭皮のニオイを抑える効果が期待できる成分もしっかりと含まれています。
例えば茶葉エキスやユーカリエキスなど、植物由来の抗菌作用に優れている成分が配合されていれば、ニオイをしっかりと抑えることが期待でき、しかも頭皮にも優しいのです。
また「メントール」や「ミント」が配合されているものもあり、汗や皮脂などのさまざまなニオイを抑えることができます。
さらに柑橘系の香料が配合されているようなものを活用すると、心地よい香りに包まれます。
頭皮のニオイは頭皮に付着した汗による雑菌、汚れ、皮脂によるものです。
皮脂を効果的に吸着させることができる「カオチン活性剤」「シリカ」「コーンスターチ」などや、洗浄成分「ココイル加水分解コラーゲンTEA」が配合されていれば安心ですね。
頭皮の雑菌や皮脂を取り除く
ドライシャンプーは効果的に頭皮の雑菌や皮脂を取り除くことができます。
頭皮の汗と汚れが混ざることによって雑菌が繁殖し、そのまま放置しておくことによって悪臭を放つようになってしまいます。
そのため、汗をかいたときにはドライシャンプーを活用して、雑菌を除去しておくことが大切なのです。
除去させるための成分としてアルコールが配合されているものがありますが、頭皮が乾燥しやすい人であれば注意が必要です。
洗浄成分として「ココイル加水分解コラーゲンTEA」などが配合されているものを選び、保湿成分が含まれていれば安心です。
また皮脂もべたつきやニオイを生じさせるものです。
特に時間の経過と共に皮脂は少しずつ分泌されますので、起床時にヘアケアしたとしても夕方ごろには皮脂でべたつきやニオイが感じられることがあります。
「カオチン活性剤」「シリカ」「コーンスターチ」などといった皮脂を効果的に吸着させることができる成分が配合しているものを選ぶといいでしょう。
頭皮のかゆみを抑える
ドライシャンプーには、頭皮のかゆみを直接的に抑える効果のある成分は含まれていませんが、頭皮の汚れや皮脂を落とすことによってかゆみを解消させることも期待できます。
特に汗をかくと頭皮がかゆくなるのであれば、ドライシャンプーをこまめに活用するといいでしょう。
ドライシャンプーの注意点
ドライシャンプーは頭皮や髪に良くないと言われることがありますが、それは昔の話であって、現在は正しく活用すれば問題はほとんどありません。
しかし、注意点としてお伝えしたいのは、ドライシャンプーはあくまでシャンプーの代用品として活用すべきもので、お風呂やシャワーでシャンプーの必要がなくなるというものではありません。
そのため、外出先などでべたつきやニオイを落とすためにドライシャンプーを活用するのは良いのですが、帰宅して入浴する際には必ずシャンプーするようにしましょう。
ドライシャンプーは頭皮を洗い流している訳ではありませんので、やはり汚れや皮脂は頭皮に残っています。
そのため、ドライシャンプーだけを使用して、シャンプーしない状況が続くと、毛穴に皮脂が詰まってしまって、頭皮トラブルの原因となってしまうのです。
しっかりとシャンプーした際に汚れや皮脂を落としておかないと、蓄積した汚れがフケのようにはがれ落ちてしまうこともあります。
あくまでシャンプーできないシーンで活用する代用品であるということを認識して、うまく活用するといいでしょう。
まとめ
ドライシャンプーの特徴や効果について詳しくお伝えしました。
ドライシャンプーは、一般的なシャンプーとは異なり、シャワーやお風呂などお湯が使えないシーンでも頭皮や髪を清潔にできるという便利なアイテムです。
そのため汗でべたついたり、ニオイが気になった場合には、外出先で水が使えないような場合でもサッと活用することができるのです。
特にニオイが気になる人であれば、うまく活用するといいでしょう。
ただ、シャンプーの代用品になりますので、帰宅後にはシャワーやお風呂でしっかりとシャンプーで汚れを落としておくことが大切です。
ここではドライシャンプーの使い方や注意点などにつていも徹底解説しました。
ぜひ記事を参考にして、うまくドライシャンプーを活用してみてください。
ドライシャンプーの選び方の5つのポイント~おすすめできる人、使い方のポイントを徹底解説